2013.4.12寄居町へ要望書(請願)提出しました
松葉調査実行委員会に参加している、生活クラブ生協寄居支部、まちネットワークよりい、彩の国資源循環工場と環境を考えるひろばなど、
埼玉県大里郡寄居町三ヶ山にある彩の国資源循環工場内外のダイオキシン値が、過去9年間で最高値が検出されたことを受けて、
4月12日に寄居町町長、環境課課長宛に要望書(行政請願)を提出しました。
写真は…
要望書(行政請願)の内容は…
http://ecohiroba.net/textpdf/201303matsubayoubouyorii.doc
http://ecohiroba.net/textpdf/2013matsubayouboutempu1.pdf
http://ecohiroba.net/textpdf/2013matsubayouboutempu2.pdf
http://ecohiroba.net/textpdf/2013matsubayouboutempu3.pdf
寄居町にある彩の国資源循環工場についての要望(請願)
島田町長におかれましては、日頃より寄居町の町政と彩の国資源循環工場の適正な運営にご尽力いただきまして、心より感謝申し上げます。
私どもは、住みよい町の環境に関心をもち、過去数年間にわたり彩の国資源循環工場の大気調査を、松葉を利用した測定により、継続してまいりました。昨年8月に実施した敷地内外の調査結果については、過日ご案内さし上げた2月3日開催(於:寄居町中央公民館)の報告会において、分析機関である(株)環境総合研究所の池田こみち氏に解説をしていただきました。
松葉による測定は、年間を通じて松葉に蓄積した物質を分析するもので、年数回の大気採取による調査に比べ、より正確に日々の実態を反映した値を得ることができるものです。彩の国資源循環工場の松葉による大気調査により、大気汚染を憂慮すべき値が検出されたことから、寄居町として特段の対応をお願いしたく、下記のとおり測定結果の資料を添えて以下の要望を憲法16条と請願法に基づき請願致します。
つきましては4月30日までに、お答えをいただきますよう、よろしくお願い致します。
要望(請願)の内容
1. 以前のように寄居町で松葉による大気測定を行ってください。<添付資料(6)>
2. 今回の調査結果を受け、彩の国資源循環工場からの大気汚染を抑えるよう、事業者にはたらきかけてください。
要望(請願)の理由
測定結果は、松葉中のダイオキシン類が、過去9年間で最大量で、毒性等量濃度が敷地内:3.4pg-TEQ/g(クロマツに換算すると6.8pg-TEQ/g)、敷地外:0.28pg-TEQ/g(クロマツに換算すると1.6pg-TEQ/g)という値が出ました。<添付資料(1)>
これを大気中濃度に換算すると、敷地内:1.2pg-TEQ/㎥、敷地外:0.28pg-TEQ/㎥<添付資料(2)>という値で、三ヶ山の敷地内の大気中には、かなりの高濃度のダイオキシン類があることがわかりました。これは日本の環境基準0.6pg-TEQ/㎥の2倍にあたり、全国の同様焼却炉周辺大気の平均と比較すると、約40倍になります。
また、敷地内の大気中の重金属類も高濃度で、中でも水銀は2009年(0.09μg/g)の約1.3倍の0.12μg/gとなっており、2009年から連続で全国ワースト1位です。<添付資料(3)>。
埼玉県による測定でも全国平均に比べ、三ヶ山周辺の大気中の水銀濃度が高くなっています。<添付資料(4)>
他にカドミウムやクロムなども敷地内の大気中に多く含まれています。<添付資料(5)>
これらの値は、寄居町内にある彩の国資源循環工場からの大気汚染が近年酷くなっていることを如実に示しています。
これら大気中の有害物質は、呼吸によって体内に蓄積され、健康・生命に影響を与えます。
わたしたちは近隣住民として、生活圏に資源循環工場をかかえる住民として、近隣に生産者をかかえる生活クラブ組合員として、大気汚染による様々な影響を非常に心配しております。
松葉による大気調査実行委員会
生活クラブ生協熊谷ブロック
寄居町からの回答は下記アドレスをクリックしてご覧ください。
http://ecohiroba.net/modules/news/article.php?storyid=544
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