2008.5.20 彩の国資源循環工場 第2期事業計画地の断層について(要望書)
三ヶ山地域開発調査特別委員会 委員長 原口孝 様 平成20年5月20日
彩の国資源循環工場 第2期事業計画地の断層について(要望書)
日頃より、彩の国資源循環工場の寄居町住民に対する安心・安全操業の確立のために、ご盡力いただいておりますことを心より感謝申し上げます。
さて、すでにご存知の通り、今年、埼玉県から「平成19年度 埼玉県地震被害想定調査報告書」が発表されました。
これによると、寄居町はもとより、隣の長瀞町小川町も含めて大きな『深谷活断層』の上に位置しています。埼玉県は、この『深谷活断層』はマグニチュード7.5という大変大規模な地震を引き起こすと予測しています。
また、最新の「埼玉県表層地質図」(埼玉県県政情報センター平成7年2月発行)の地図を、彩の国資源循環工場の図面に重ね合わせますと、第1期・第2期とも複数の断層がその敷地内を走っています。<下図>
これを調査し第1期の環境整備センターでの埋立て計画では、複数の断層を避けています。(「三ヶ山廃棄物埋立処分場関連地質調査報告書」昭和57年11月、埼玉県発行より)
しかし、先に埼玉県が寄居町などに提出した第2期予定計画(戦略的環境アセスに掲載)では、断層への配慮は一切されていません。
断層は、過去の例からマグニチュード6を越える地震の際、2m〜10mを越える上下左右の変異をともないます。これにより、遮水シートや集水管等が破損し、汚染水が断層に添って流れ出るなどの恐れがあります。
周辺住民・農作物など環境に多大な影響を与える問題であるので、敷地内の断層について第2期予定地での正確な調査を埼玉県へ請求してください。
また、寄居町でこれらの施設運営に関して責任ある三ヶ山地域開発調査特別委員会長として第1期第2期敷地内断層・埋立地・廃棄物処理施設への、深谷活断層による地震時の予測・対策を、埼玉県と共に決定してください。
また、寄居町や買収時地権者との約束である本来の使用目的を鑑みても、第2期事業は、優良企業による県営の工業団地のみであり、廃棄物埋立は避けるべきであることは、地元県議の一般質問からもお分かりのように、多くの住民の願いであることをお忘れなきようお願いいたします。
http://ecohiroba.net/textpdf/20080520dansou.pdf
コメント
RSS feed for comments on this post.
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません