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2005年5月17日(火曜日)

彩の国資源循環工場第2期事業 公述 2005.3.19 遠藤

カテゴリー: - endo @ 15時01分24秒

 寄居町寄居に住んでおります遠藤と申します。今日はよろしくお願い致します。彩の国資源循環工場第2期事業に関して意見を述べさせていただきます。大体四つぐらいにまとめてみました。まず第1点ですけれども、こうやっていろいろな資料を読ませていただいて、県のほうでもかなり前から環境への負荷を低減させたりとか、廃棄物の発生抑制などにかなり力を入れてこられたことはよく分かりました。その結果があって、きっと今の環境整備センターの埋め立て事業も当初の計画の2分の1の状況で済んでいるのかとも思えました。

 そういう状況もあり、また、第1期事業と言われている彩の国資源循環工場が、この1月に1社稼働を始めました。それから来年度になって全面稼働というまだこれからという時期ですので、見通しとして彩の国資源循環工場第2期事業が本当に必要なものかどうかを疑問に感じています。

 本当にこれからの全面稼働に向けて、今準備していますけれども、稼働後の社会の状況は予測されないようないろいろな発生抑制も進むかもしれません。そういう点でもそうですし、本当にその結果というか、始まってからの状況をかなりゆっくり時間をかけて判断してからでも遅くはないと思います。

 また、ここの周辺もそうですけれども、彩の国資源循環工場第2期事業の計画地の周辺は、里山の風景がそのまま残っている所です。そこを、いわば人間の都合ですけれども、あえて今からそこを保全と言いながらも自然を動かしてどうにかしようということ自体が、何かちょっと違うのではないか。やはり生態系とかは、動かして同じ数だけあればいいというものではなく、そのままの状態でこそ三角形の一番下から上までが成り立つという生態系の図があるわけですから、今あえてそれをしようという計画は必要ないのではないかと思っているのが1点です。

 2点目では、少しは関係するのですけれども、環境影響調査の内容についてまだ全く明記されていないようなので、その調査・研究に関しては時間を惜しまないでいただきたいと思います。

 自然環境もそうですけれども、住民の生活環境、それから住民の健康状態まですべてにわたってきめ細かに調査して、必要に応じてはきちんとした対策を講じるということも約束していただきたいし、それを明記していただきたいと思います。

 3点目です。彩の国資源循環工場第1期事業は9社集まりますが、それにまた3、4社、第?期で計画されるということです。いろいろな種類の中間ごみ処理施設がありますけれども、そういうものを一点に集中させているわけです。その場合、万が一でも事故とか不具合が発生した場合には、リスクが大変高くなると思います。周辺へかなり大きな影響があるということは避けられないと思います。

 私たちは本当に24時間、それこそ年中無休でここに住んでいるわけです。稼働している工場もほとんどがそういう状態です。一緒に生活していることになります。そうしますと、「危機管理は万全です」ということをいろいろな所で明記されていても、「もし、こういうときに何かあったら」ということだってないとは言えないわけですから、実際は不安でいっぱいです。やはり一点にそれだけ集中しているということは複合的な汚染も考えられるし、考えようと思えばいくらでも出てきてしまいます。そういう点でも、実際は住民にとってはかなりの不安を抱えなくてはいけないということを知っていただきたいと思います。

 それと、高度な安全性ということもうたわれておりますけれども、それならば、こういう一点集中型の大型施設にしないで、できる限り必要に応じたかたちで小規模化したものを県内の各地に設置するとか、そういうことでもいいのではないでしょうか。そういう施設が必要のない社会が一番いいのですけれども。

 第4点目です。本当に寄居町全体もそうですけれども、特に今度の彩の国資源循環工場2期事業とか今の三ヶ山周辺は非常に閑静な所です。2期事業の対象計画地域は電車の本数も大変少ないし、大きな車の通るような道もそんなにたくさんはないものですから、かなり閑静な、自然豊かな所です。

 搬出入口は国道254号からの一箇所だということですけれども、その敷地内を運搬車が朝から晩まで往来することになります。そうしますと、そこのこの静かな美しいきれいな空気の中で暮らしている、生活している者にとっては、そういう排ガスや騒音や交通量などの増加はかなり負担になると思います。県南とか都内に住んでいる方には分からないかもしれないのですけれども、ものすごく大きな影響になるのではないかと思います。

 彩の国資源循環工場第1期事業でももちろん、歩道を整備したりとか、通学時間帯を避けるとか、運転者に対しての指導をする、アイドリングをしないとか、吹かさないとか、いろいろ対策がなされていて、第2期も多分そういうふうになされるとお聞きしました。それでも工場が増える分運搬車も増えるわけですから、周辺住民の穏やかな暮らしを保つということが、きっと難しいであろうと予測しています。

 1日620台の車両が第1期事業の計画の中にありましたけれども、それがそのままに、まだ全面稼働していないので、どの程度のことになるかもまだ私たち住民も分からないでいます。それが更に増えるとなると、本当にやめてほしいということになってくるのです。ぜひ、交通の運搬に関しても最小限にとどめる。または、そういうことがなくてもいい状態にできる配慮の計画をお願いしたいと思います。

 最後にまとめとして自分で思うことをお話しさせていただきます。実際1980年代から便利で簡単な暮らしが急速に広まり、家庭ごみが増え続けました。それによって、最終処分場の不足という問題は大変深刻になってきました。もちろん出るごみは私たち人間というか、住んでいる者たちの責任でもあります。ただそれだけではなく、環境負荷の少ない製品を開発したり、あと容器包装リサイクル法など、いろいろな法の根本的な見直しなどをやっていくことによって、ごみの発生抑制は大きく進むに違いないと思います。

 そういう部分を飛び越えてしまって、「最終処分場は逼迫している」と、それを理由にして、あらかじめ大きな器を用意して待っているということではなく、大きな入れ物がなくてもよい社会を構築することが大前提で、いかにしたら大量生産・大量消費・大量廃棄という悪循環を断ち切ることができるかということや、地球温暖化防止にもつなげることができるかということを最優先で考えて取り組んでいただきたいと思っています。今後も続けてそれを一番重要なこととしてとらえていただきたいと思います。

 2月16日に京都議定書の発効がありましたけれども、それですと2012年までに1990年比で6パーセントの温室効果ガス削減という目標を、日本は達成しなくてはなりません。政府や県や事業者の皆さんが、それぞれの課題として取り組んでいくことが求められています。

 石油由来の化学物質を化学的に再利用するという循環ではない、地球規模で持続可能な、環境負荷のない循環型社会の構築が世界じゅうで求められております。埼玉県がこれまでさまざまな対策に尽力してこられたのですから、これからもリーダーシップを執って未来の地球を守るための根本的な部分からの見直しに最善の努力をしていただき、環境負荷のない「真の循環型社会」の構築に全力を尽くしていただきたいと望んでいます。

 世界は今や、1日に7,500万バレルの石油を消費するようになっているそうです。石油の埋蔵量は、全体で約2兆バレルあると見られていますけれども、その埋蔵量のうちの、もう既に9千億バレルは消費されたということです。そうしますと、多く見積もっても80年。このままでいくと40年足らずで石油資源はなくなるということです。

 今、私たちの暮らしの周りじゅう見回しても、石油由来のものがこれだけあふれかえっております。詳しい数字は全く分からないのですけれども、その廃棄物がかなり大きな部分を占めている状態です。

 そうしますと、これから石油はなくなっていって、全体にも石油に代わるものがどんどん研究され、開発されてきているこの状況を考えると、いつか資源循環工場、最終処分場も含め、そういう大きな施設は採算性がなくなってしまうのではないかと危惧しています。

 これから埼玉県が、今後も未来をきちんと見据えて検討を重ねて、やがてはそんな施設の要らない社会を作れるように、具体的に言えば彩の国資源循環工場第2期工事など拡大する必要はないという結論に達していただく日が来ることを心から望んでいます。以上です。ありがとうございました。


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活動目的と活動内容
<活動目的> 彩の国資源循環工場についての活動を通じて、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会の仕組みを見直し、地球にやさしい本来の資源循環型社会を目指します。 <主な活動内容> ・松葉によるダイオキシン類・重金属類調査と報告会 ・桜(ソメイヨシノ)異常花発生率調査[桜調査ネットワーク] ・小川町、寄居町の小中学校健康保険調書による疫学的調査 ・アサガオによる光化学スモッグ調査[埼玉県環境科学国際センター] ・埼玉県へ意見書・要望書・公開質問状 提出 などなど…ぜひ、あなたの力をお貸しください。 いっしょに活動する「正会員」、イベント情報受け取れる「賛助会員」があります。

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