2005.5.13埼玉県アセス委員会を傍聴
彩の国資源循環工場第2期事業についての戦略的アセスの技術委員会に行ってきました。
埼玉県知事公館という権威を感じさせる場所で行われました。
討議された内容については、今後埼玉県のHPなどで公表されます。
今回私は初めて傍聴したのですが、腹立たしいを通り越して、あきれました。
地元としても、これには何らかのアクションをとった方がいいのではないかと思います。
1)
彩の国資源循環工場第1期事業でも事業アセスの審議委員長をしており、
第2期では技術小委員会でも会長をされている、埼玉大学 環境設計制御学の
冒頭からI.I氏が、あらかじめ配られた文章のなかの“埋立”という字が読めず、笑いながら「何て読むんでしたっけ?」と周囲に聞いていました。。。
びっくりするやら、あきれるやら、いっきょに力がぬけました。。。
大学教授で、しかも廃棄物処理施設の審議委員長の発言です。
(県担当課はちゃんとここを議事録に載せて下さいねっ!)
2)
おなじ埼玉大学教授で地質学専門のK.M氏の発言、
「ここは住宅地から近くはないので、大丈夫。」
(第2期計画地は、第1期よりさらに住宅地に近くて、境界線ギリギリに住宅があるんですけど)
さらにあきれたのは、会議終了後、氏のところへ行きそのことを説明すると、
「知っています。こういうのは大きいところのことで、小さいところは“ない”とするのです。」これには、絶句しました。
「でも、私たちはそこに住んでいるんですよー」
「では、西ノ入地区の…?」と慌てた様子。「そうです」(よくご存知ですね)
本当にこの辺を知っているらしく、木呂子へ抜けるなしの木林道のことや金勝山のこのとも詳しく話していました。
知っていて、わざわざ記録に残る委員会では、“遠い”と言ったのでしょうか?
そうだとしたら罪は重いです。
3)
どなたが発言したのか今現在はわからないのですが、「第2期事業予定地は現在、地元住民の方は、何か利用しているのか?」と質問した委員の方がいました。
ここは、県有地です。県所有の土地に、勝手に入って利用できるはずがありません。
4)
埼玉大学助教授 経済学専門のK.M氏以外の方は皆、一様に誰かにへつらうような態度をしていたのはなぜだろう?
ちょっと辛口コメントをしても、その後「この計画に賛成」「とてもいい」など必ず持ち上げていたことです。
K.M氏のみ、「本当にこの計画どおりになったのか、事後報告が必要」
「地元の一般市民に対して、最終報告すべき」など、全体になあなあの談合的な雰囲気の中でしっかりした発言されていました。
5)
環境影響評価の専門委員なのに、事業者側の廃棄物処理施設建設の専門家はいても、環境影響である公害の専門家や、人体に影響する化学物質の専門家がいないことです。。。
これでは、本当の環境影響の専門家たちとは言えません。地元住民として本当に心細いかぎりです。
5)
見えてきたのは、事業者である県は、私たち市民には「専門の学識経験者が認めていること」などとと言い、今回のような専門委員たちには「これは地元の皆さんが」と言っていることです。
この委員会の人たちに今後何かあった時の責任を取らせるシステムにしないかぎり、事業者側の単なるいいわけのための機関となってしまいます。
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