2006.5.19 桜調査報告
このたび「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」では、2006年4月1日(土)埼玉県環境整備センターのご協力をいただき、彩の国資源循環工場敷地内防災調節池の周辺の桜の異常花発生調査を行いましたので結果をお知らせ致します。
これは遺伝学の埼玉大学名誉教授、市川定夫先生に助言をいただき全国で行われているもので、放射線や大気汚染、土壌汚染等により遺伝子が損傷を受けたとき、桜の花に異常を発生させ、その発生の確率を調査するものです。ソメイヨシノを使う理由は、果実をつけず、挿し木での増殖で全国各地に広がっているという遺伝的に非常に安定したクローンであるからです。
2004年からNPO「サクラ調査ネットワーク」が、全国で展開しているものに当会も「グリーンアクションさいたま」と埼玉大学の学生が中心の「学生エコアクション」と共に参加しました。
添付書類はその結果と、現段階での全国調査(関東)との比較と、そのときの桜の異常花の写真です。
http://ecohiroba.net/textpdf/2006.4.1.01.pdf
(資源循環工場での結果と、現段階での全国調査(関東)との比較表)
http://ecohiroba.net/textpdf/2006.4.1.02.pdf
(そのときの桜の異常花の写真)
結論として、今年は例年に比べ全国的に数値が高めでした。その中でもこの彩の国資源循環工場は高い値でした。
大気の関連では、焼却施設、(株)エコ計画は去年5月31日から、(株)ヤマゼンは去年の10月14日から試運転開始しており、破砕・圧縮施設(株)環境サービスは去年1月11日から、(株)エコ計画は去年5月31日から始まっています。桜調査当日、工場群の方から堆肥化工場等の臭気がときどき風に乗ってただよってきており、東西に山があり以前は沢のあった谷という地形の調整地では、風が南西と北東双方から来るのを体感しました。
土壌の関連では、埋立最終処分場という立地条件も考慮しておかなくてはなりません。
しかし、今年初めて行ったものでもあるので、継続してこの調査を行い、慎重に推移を見続けることが必要と考えます。
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