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2006年2月3日(金曜日)

彩の国資源循環工場 ひろばはこう考えます

カテゴリー: - kato @ 14時38分19秒

 まず大切なのはこの工場が次世代にわたり「持続可能な社会システム」の一部として機能するのかどうか、検証されなくてはいけません。
 現在稼動進行中の「彩の国資源循環工場群」は堆肥製造以外はほとんどが「破砕加工及び燃やす(廃棄)」か「(廃棄)燃やして発電する」プラントで、産業廃棄物中間処理施設であり、真の循環とは掛け離れた物であることは県担当者も認めているところでもあります。
 石油製品を単リサイクル(RPFなどの一回だけの加工)や焼却していては、今や希少な石油資源のムダ使いに過ぎず、原油価格が大幅に高騰しており、今後も値は上がり続けると推測される現在、石油資源を背景とした大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムの破綻は目前と言わざるをえません。 本来の「資源循環」とは、ゴミ(廃棄物)にして、いろいろな製品・物質を混ぜてしまう前に、製品製造者へ戻し、リユースまたは、それぞれの製品・物質に合ったマテリアルリサイクルなどし、再び製品化させるというもので、貴重な石油資源の有効利用にもなり、またそうでなくては、稼動時に大気・土壌・水質などの環境汚染・農作物汚染・周辺住民への健康被害はまぬがれません。
 よって、この計画段階でもう一度、真の資源循環工場となるよう検討し直す必要があり、埋立て最終処分場はもってのほかである。

<第二期事業の問題点>
  ・集中豪雨時の保水力の不足による土砂災害の恐れ
 近年、豪雨災害が多発し、今後地球温暖化が進むとさらに予想外の集中豪雨が発生する可能性を警告する専門家は多い。 この地域はすでにゴルフ場の設置に伴い森林伐採が進んでおり、第2期事業の造成でさらに広大な面積の森林が伐採され、生態系の多様性や土地の保水力はかなり低下していると思われる。それに隣接した地域でさらに第二期事業の造成を行えばこの地域の保水力は決定的な不足を招き、土砂災害が発生する恐れが大である。
・人為的ミス・故障・事故など災害時の住宅地への汚染
  特に「第1期」だけでも9社が密集しており総処理量は2500tを超える。そして「第2期」の4社もごく近くに隣接するとなると、計画地数百m先に住宅地や農地があり、それを囲んで小山が林立する谷津地形である立地条件からしても、排気などが停滞することが予測され農作物・住民の健康への影響が危ぶまれる。
・埋め立て事業の正当性がない
  第1期計画地内の環境整備センターの埋立てが終了予定を過ぎても計画の半分にも満たない(271万トンのうち99万トン)状況である。第2期で埋立地を拡大しても、受け入れる廃棄物の質を落とさないということだが、今の質を維持している以上はこのペースで進むしかなく、その他の県の廃棄物が溢れている現状では、第2期では受け入れ廃棄物の質を落とす以外に方法はない。この矛盾が解決されない限り受け入れる事はできない。 ・県の専門委員に化学物質の専門家がおらず、アスベスト以外の公害の専門家もいない
・生態系が計画通りに保全されない
  この計画地に多くの貴重な動植物が今まで保全されて来たのは、ほとんど人が入らなかったからである。その計画地内に埋め立て地や工場を稼動させ人が出入りし、車も通るようになってしまっては、その周辺には動物は近寄らない。この戦略アセスは余りにも楽観的かつ事業者側に都合良く動植物の保全に関するプロの視点とは思えない。 この地は特にオオタカの営巣地に近くそのテリトリーであり、トウキョウオオサンショウウオ、ゴノツボナンブアシブトコバチなど絶滅危惧種など多くの貴重生物の生息している土地である。
  本来このような廃棄物処理施設は、この狭い国土でわざわざ環境のいいところを潰すのではなく北九州のように元来広大な工業地帯に建設されるべきものである。今後将来にわたり、生態系への悪影響を及ぼす事は否めず、地域の生態系を破壊する事は将来必ず人間に影響を及ぼすであろう。第1期だけでも地域の将来に不安を与えており、第2期をこのまま計画通りに進めてしまうと寄居町小川町だけでなく埼玉県としても将来に禍根を残す事業となるであろう。
・京都議定書との整合性があるのか検証が必要
  対象計画地はもともとは森林地帯であり、この森林地帯の植物が吸収していた炭酸ガスの量と放出していた酸素量を求め、本計画及び「彩の国資源循環工場」の造成で失われた植物の吸収していた炭酸ガスの量と放出していた酸素量を差し引きし、さらに「彩の国資源循環工場」平均稼動時の排出炭酸ガスの量と消費される酸素量をプラスしたデータを公表すること。また、これに伴い、本計画地周辺で、京都議定書と整合性を保てるだけの県の施策が同時に実行可能であることを具体的なプランや数値を公表し、証明しなければなりません。


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活動目的と活動内容
<活動目的> 彩の国資源循環工場についての活動を通じて、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会の仕組みを見直し、地球にやさしい本来の資源循環型社会を目指します。 <主な活動内容> ・松葉によるダイオキシン類・重金属類調査と報告会 ・桜(ソメイヨシノ)異常花発生率調査[桜調査ネットワーク] ・小川町、寄居町の小中学校健康保険調書による疫学的調査 ・アサガオによる光化学スモッグ調査[埼玉県環境科学国際センター] ・埼玉県へ意見書・要望書・公開質問状 提出 などなど…ぜひ、あなたの力をお貸しください。 いっしょに活動する「正会員」、イベント情報受け取れる「賛助会員」があります。

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