いわき市の焼却灰ですが、秋に入った寄居町の議会だよりに
東北のがれきについて話し合った、と記述があり、
それを見て心配した、環境ひろば会員の方から問い合せがあり、
地元A議員に聞いてみました。
地元A議員から寄居町生活環境課に問い合わせたところ、
いわき市の一般廃棄物の焼却灰は、
彩の国資源循環工場内の「埼玉ヤマゼン」と契約して、
昨年12月〜現在を経て今後も
彩の国資源循環工場の埼玉ヤマゼンで焼却し、再生砂にしています。
http://www.saitamayamazen.co.jp/
なんと!このことは、埼玉県(埼玉県環境整備センター)も知りませんでした。
住民からの再三の問い合せに、
環境整備センターにも循環工場にも入っていない、と答えていたのです!
震災3県ではいわき市のみと、寄居町の生活環境課長が答えています。
ただ、寄居町で把握できるのは一廃のみで、
産廃についてはわからないとのこと。
このお返事で、産廃も何らかの形で入っているのでは、と推察しました。
なぜか、地元B議員は、埼玉ヤマゼン搬入時は、200ベクレル/kgだから大丈夫と言います。
環境省の見解で、溶融炉で40〜50倍になるということなので、
200×40〜50=8000〜10000ベクレルで、完全にアウト!です!
震災がれき、環境省課長「秋田市溶融炉で焼却可」/秋田
◇放射性物質、40〜50倍に濃縮
http://mainichi.jp/area/akita/news/20111208ddlk05040019000c.html
200/kgベクレルより低かったとしても、
1kgだけ搬入するわけではなく、何トンという量でしょうから
200×?×40〜50となり、
ここが放射能汚染源になってしまうことは明らかです。
東日本大震災:震災がれき、環境省課長「秋田市溶融炉で焼却可」 /秋田
◇放射性物質、40〜50倍に濃縮
東日本大震災の災害廃棄物(震災がれき)処理問題で、環境省の山本昌宏廃棄物対策課長が秋田市で6日、同市が使っている溶融炉で焼却した場合、「がれきに含まれる放射性物質は40〜50倍に濃縮されるとみられる」と説明していたことが分かった。岩手県の震災がれきの場合、同市の溶融炉で焼却しても国の焼却灰埋め立て基準を下回り、同課長は「処理しても問題ない」との認識を示した。
同市議会が開いた研修会での質問に答えた。岩手県の震災がれきには放射性セシウムが1キロ当たり104ベクレル含まれることが確認されているが、50倍濃縮しても同5200ベクレルで、国の焼却灰の埋め立て基準である同8000ベクレルを下回る。
秋田市は震災がれき受け入れの検討を進める中で、同市が使っている溶融炉は一般的な焼却炉よりも放射性セシウムの濃縮率が高まるとみられるため、溶融炉での処理に関する詳細なデータを国などに求めていた。市環境部は「初めてのデータが示されたが、40〜50倍になるという確証は得られていない。参考にしながら検証したい」としている。
山本課長は研修会で、これまでのガイドラインには詳しく書かれていなかった溶融炉での処理について、データを示しながら講演。他都市の実績から、溶融炉から出てくるスラグに放射性物質がどの程度含まれるかなどのデータを示した。同市はスラグなどを再利用する業者へ販売している。【小林洋子】