環境省 子どもの健康と環境に関する全国調査・エコチル調査
エコチル調査トップページアドレス http://www.env.go.jp/chemi/ceh/
担当:環境保健部 環境安全課 環境リスク評価室
≪よびかけ>
環境省は、今年から大規模な疫学健康調査をはじめました。
0歳から13歳までの子供たちの健康と環境影響を疫学的に調べようというものです。
農薬、化学肥料、食品添加物、洗剤、薬品類、遺伝子組み換え食品、焼却炉による大気汚染、放射線の影響、電磁波などの環境リスクも対象として、ピックアップされる可能性があります。サポーターを募集していますので、ぜひ、応募して、関心を示していきましょう。
かつて、日本では各種公害病や、薬害、職業病などの健康被害がおきたとき、医学的に因果関係が証明されていないことを理由に、対策をとらず後手にまわり、疫学調査を軽んじて、健康被害を増大させ、対策費用も膨大になった経過があります。過去の教訓に学ばずに同じことをくりかえしてはいないでしょうか?
最近の典型例としては、山谷えり子参議員議員の質問主意書2の
「電磁波による健康被害について、政府が把握している件数とその概要を示されたい。」
に対して、政府の答弁書が
「政府としては、携帯電話等からの電磁波による健康被害であることが医学的に明らかになった事例は承知していない。」と答えています。
電磁波の健康被害については・・・電磁波から健康を守る全国連絡会 http://denziha.net/news.html
電磁波問題市民研究会 http://www.jca.apc.org/tcsse/index-j.html
ガウスネットワーク http://www.gsn.jp/
エコチル調査ホームページより
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エコチル調査とは・・・
環境省では、日本中で10万人のお母さんと赤ちゃんとに参加してもらう大規模な疫学調査を開始します。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳に達するまで、定期的に健康状態を確認させていただき、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにしていこうとしています。
環境リスクが私たちの健康に与える影響を明らかにするために、従来から動物実験、基礎研究を中心としたメカニズムの解明が図られてきました。一方で動物と人間とでは、形態学的、生理学的に大きな違いがあることから、動物実験の結果だけから人間の健康影響を知ることには困難があります。
人間に悪影響が生じているのかどうかを、実際に人間の集団で観察する疫学的なアプローチが重要になります。脆弱であるとされている子どもたちの健全な成長・発達に、環境要因が与える影響を明らかにすることは重要です。化学物質の曝露や生活環境など、胎児期から小児期にわたる子どもたちの成長・発達に影響を与える環境要因を明らかにするため、環境省では疫学調査によるアプローチを計画しています。
疫学調査によって子どもたちの成長・発達に影響を与える環境要因が明らかとなれば、リスク管理部局への情報提供を通じ、自主的取組への反映、化学物質規制の審査基準への反映、環境基準(水質、土壌)等、適切なリスク管理体制の構築へとつなげることができます。
また、このような疫学調査を通じて、環境保健の分野における若い研究者を中心とした人材育成も可能になります。
環境省の計画する疫学調査は、「胎児期から小児期にかけての化学物質曝露をはじめとする環境因子が、妊娠・生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝・内分泌系等に影響を与えているのではないか」という大きな仮説を解明するために行われます。その目的のためには、化学物質の曝露などの環境影響以外にも、遺伝要因、社会要因、生活習慣要因など、さまざまな要因について、幅広く調べていかなければなりません。
⇒ 参考ページはこちらから
環境省では、幅広い専門分野の研究者からなるワーキンググループを組織し、科学的な手法に則って、複数の作業仮説を立て、調査を実施することによってこれらの仮説を解明していきます
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